内窓のデメリット・後悔しやすいポイントとは
内窓のリフォームを調べていると、断熱・防音・結露対策といったメリットの情報はたくさん出てきます。その一方で、「実際に付けてみたら、思っていたのと違った」という声があることも事実です。
内窓には、開け閉めや掃除の手間が増える、外窓側に結露が出ることがある、音がこもると感じることがあるなど、正直に知っておきたいデメリットもあります。
この記事では、内窓のデメリットと後悔しやすいポイント、その対策、それでも内窓を選ぶ方が多い理由の順にご紹介します。
内窓のデメリット・後悔しやすいポイント
内窓を設置した方から実際に聞かれる「思っていたのと違った」というポイントには、いくつか共通する傾向があります。
開け閉めの手間が増える
内窓は今ある窓の内側にもう一枚窓を設置するため、外に出るときや換気のときに、外窓と内窓の両方を開け閉めする必要があります。特にリビングの掃き出し窓など、頻繁に開け閉めする窓では、手間を感じる方もいらっしゃいます。
掃除の手間が増える
ガラス面が2枚になり、レール部分も2つになるため、掃除の範囲が単純に増えます。特に外窓と内窓の間のスペースは狭く、掃除がしにくいと感じる方もいます。
外窓側に結露が出ることがある
内窓を設置すると内窓側の結露は大きく減りますが、外窓(もとからある窓)側の結露が完全になくなるとは限りません。内窓と外窓の間に湿気を含んだ空気が閉じ込められ、冷えた外窓に結露が発生することがあります。
音がこもると感じることがある
内窓は気密性が上がる分、外の音を室内に伝えにくくする効果があります。一方でその裏返しとして、室内の音が外に抜けにくくなり、こもるように感じることもあります。
見た目・採光の感じ方が変わることがある
窓の内側にもう一枚窓が加わるため、窓まわりの見え方や、光の入り方の印象が変わることがあります。大きく部屋が暗くなることは少ないですが、気になる方もいらっしゃいます。詳しくは「内窓を付けると部屋が狭くなりますか?」もご参照ください。
なぜそのデメリットが起こるのか
これらのデメリットは、内窓の性能や施工が悪いために起こるわけではなく、「窓が二重になる」「気密性が上がる」という内窓の仕組みそのものから生まれるものです。
気密性が上がることで起こる変化
内窓を設置すると、今ある窓との間に空気の層ができ、気密性が上がります。これは断熱や防音の効果を生む一方で、室内の湿気がこもりやすくなったり、音が外に抜けにくくなったりする面もあります。メーカーの資料でも、気密性の向上によって室内の空気が滞留しやすくなるため、適度な換気が必要とされています。
窓が2枚になることによる物理的な変化
開け閉めや掃除の手間が増えるのは、単純に窓の枚数が増えるためです。性能面のメリットと、日常のひと手間はトレードオフの関係にあると考えていただくと分かりやすいかもしれません。
それでもなお内窓が選ばれる理由
ここまでデメリットを挙げてきましたが、実際には内窓を設置した方の多くが満足されています。
開け閉めや掃除の手間は増えるものの、冬場の底冷えがやわらいだ、結露の掃除が減った、外の音が気にならなくなった、といった変化は、日々の暮らしの中で実感しやすい部分です。デメリットとメリットのどちらが大きく感じられるかは、窓の場所やお部屋の使い方によって変わります。
そのため、「内窓は良いものか悪いものか」ではなく、「自分の家のどの窓に、どんな目的で使うか」を考えることが、後悔しないための一番のポイントになります。
費用やタイミングが気になる場合
内窓のデメリットと合わせて、費用面が気になる方も多いと思います。費用は窓のサイズや枚数、選ぶグレードによって変わり、時期によって条件が変わることもあります。
補助金活用ガイドはこちら:どんな制度があるか、対象になりやすい条件を確認できます。
よくある質問
Q. 内窓をつければ結露は完全になくなりますか?
内窓側の結露は大きく減りますが、外窓側の結露が完全になくなるとは限りません。室内の湿度や換気の状況によっても変わります。
Q. 賃貸やマンションでもデメリットは同じですか?
基本的な内容は同じですが、共用部分にあたる外窓は交換できない場合が多く、内窓の設置についても管理規約の確認が必要です。詳しくは「マンションに内窓を後付けできますか?」もご覧ください。
Q. 開け閉めが面倒にならない窓の選び方はありますか?
すべての窓に内窓を付けるのではなく、開閉頻度が低い窓から優先することで、手間を感じにくくなります。よく出入りする窓は、設置前に一度、開け閉めのイメージをご家族で話し合っておくと安心です。
Q. 一度つけて後悔したら、元に戻せますか?
内窓は既存の窓を壊さずに取り付けるため、取り外すこと自体は可能な場合が多いです。ただし、実際に外すケースは多くありません。気になる場合は、設置前にご相談ください。
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まとめ
内窓には、開け閉めや掃除の手間が増える、外窓側に結露が出ることがある、音がこもると感じることがあるなど、正直に知っておきたいデメリットがあります。これらの多くは、内窓の仕組みそのものから生まれるものであり、事前に知っておくことである程度防いだり、軽くしたりすることができます。
それでも内窓を選ぶ方が多いのは、デメリットを上回るだけの変化を、日々の暮らしの中で実感しやすいからです。ただし、どの程度デメリットを感じるか、どの窓から検討すべきかは、窓の状態やお部屋の使い方によって変わります。
エコ窓の匠では、メリットだけでなくデメリットも含めて、正直にご説明することを大切にしています。無理な営業は行っておりませんので、「うちの窓の場合はどうなのか」が気になる方は、無料の現地調査でお気軽にご確認ください。
参考資料・出典
本記事の内窓の仕組みや注意事項に関する説明は、下記を参考にしています。
結露や音の感じ方など、実際の効果は窓の状態やお部屋の環境によって異なります。詳細は上記メーカー公式サイトもあわせてご確認ください。