LIXIL・YKK APの窓が10月から価格改定|内窓を検討中なら確認したいこと
「内窓を付けたいとは思っているけれど、まだ急がなくてもいいかな」。そんなふうに検討を続けている方は、2026年秋の価格改定を一度確認しておいたほうがよさそうです。
LIXILは、住宅サッシ・ドアについて、2026年10月1日受注分からメーカー希望小売価格を平均13%程度改定すると発表しています。すべての商品が一律13%上がるわけではありませんが、これから内窓や窓リフォームを検討する方にとって、費用を考えるうえで確認しておきたい変更です。
一方、YKK APについては商品によって価格改定時期が異なります。今回確認できた公式情報では、内窓「ウチリモ」が2026年10月から一律に値上げされるという情報までは確認できませんでした。
この記事では、今回確認できた価格改定の内容と、内窓を検討している方が今確認しておきたいことを整理します。値上げを理由に契約を急ぐのではなく、ご自宅に本当に必要な工事なのか、補助金を活用できる可能性があるのかまで含めて判断していきましょう。
LIXILは10月1日受注分から価格改定
LIXILは2026年5月18日、建材・設備機器のメーカー希望小売価格を一部改定すると発表しました。
住宅サッシ・ドアについては、2026年10月1日受注分から平均13%程度の価格改定が予定されています。
LIXIL公式発表
- 対象:住宅サッシ・ドア
- 実施時期:2026年10月1日受注分から
- 改定率:平均13%程度
ただし、「平均13%」は住宅サッシ・ドアという商品群全体の目安です。すべての内窓、窓サイズ、ガラス仕様が一律13%上がるという意味ではありません。
ご自宅の場合にどの程度価格が変わる可能性があるのかは、使用する商品、窓サイズ、ガラス仕様などを確認したうえで判断する必要があります。
なぜ価格改定が行われるの?
LIXILは今回の価格改定について、中東情勢の不安定化に伴うエネルギーコストの上昇に加え、原材料、購入資材・部品、物流費など、製造・流通に関わるコスト上昇が続いていることを理由として挙げています。
窓はガラスだけでなく、アルミ、樹脂、金物など多くの材料や部品からつくられています。そのため、一つの材料だけではなく、製造や輸送まで含めたさまざまなコストの影響を受けます。
今後さらに価格が上がると断定することはできません。ただ、メーカーが正式に価格改定を発表している以上、以前から窓リフォームを検討していた方は、価格改定時期も判断材料の一つとして確認しておくと安心です。
「平均13%程度の価格改定」と聞いても、実際どのくらい違うのか分かりにくいと思います。
そこで、価格差をイメージしやすくするために、仮に金額全体が13%上がった場合を単純計算してみます。
| 改定前 | 13%増の場合 | 差額 |
|---|---|---|
| 30万円 | 33万9,000円 | 3万9,000円 |
| 50万円 | 56万5,000円 | 6万5,000円 |
| 80万円 | 90万4,000円 | 10万4,000円 |
※この表は価格差を分かりやすくするため、金額全体に13%を掛けた単純なシミュレーションです。実際の内窓工事価格が一律13%上がることを示すものではありません。
実際のお支払い金額は、商品本体、窓サイズ、性能グレード、追加部材、工事内容などによって変わります。正確な費用は、ご自宅の窓を確認したうえで見積りを取ることが大切です。
「9月末に決めれば大丈夫」とは限りません
LIXILの公式発表では、今回の住宅サッシ・ドアの価格改定は2026年10月1日「受注分」からとなっています。
そのため、「9月30日までにリフォーム会社へ相談すれば必ず旧価格になる」という意味ではありません。
内窓リフォームは通常、次のような流れで進みます。
- 現地調査
- 窓の採寸・納まり確認
- 商品・ガラス仕様の選定
- 見積り
- 内容の確認
- ご契約
- メーカーへの発注
- 納品・施工
窓の数が多い場合や、マンションで窓枠の奥行き、ふかし枠、管理規約などの確認が必要な場合は、商品を決めるまでにも時間が必要です。
値上げ前に間に合わせるためだけに急いで契約する必要はありません。以前から内窓を検討している場合は、まず現地調査を行い、「現在の価格でいつまで発注できるか」を確認しておくと判断しやすくなります。
補助金は今どうなっている?
2026年は、断熱性能の高い内窓などを対象とする「先進的窓リノベ2026事業」が実施されています。
2026年8月16日午前0時時点で、公式サイトに掲載されている予算に対する補助金申請額の割合は17%です。
2026年8月16日時点
先進的窓リノベ2026事業
予算に対する補助金申請額の割合:17%
現時点では、「もうすぐ国の補助金がなくなる」と言える状況ではありません。ただし、公式サイトでは予算上限の100%に達した時点で交付申請の受付を終了すると案内されています。
また、すべての内窓が自動的に補助対象になるわけではありません。対象製品、性能区分、窓サイズ、工事内容などによって補助額は変わります。
値上げだけを見るのではなく、「自宅の窓が補助対象になるのか」「どの性能を選ぶとよいのか」「補助金はいくら還元される可能性があるのか」を一緒に確認してから判断することが大切です。
値上げ前に一度確認しておきたい方
今回の価格改定だけを理由に、必要のない窓工事を急いで行う必要はありません。
ただ、以前から次のようなお悩みがあり、「今年こそ何とかしたい」と考えていた方にとっては、費用と補助金を一度確認しておくタイミングです。
- 午後になると西日の入るリビングが暑い
- 冷房をつけても窓際の熱気が気になる
- 冬になると窓の近くがひんやりする
- 毎年、結露やカビの掃除に悩んでいる
- 外から聞こえる車や人の声が気になる
- 2026年の補助金を活用できるか知りたい
全部の窓を一度に工事する必要はありません。リビング、寝室、子ども部屋など、困っている場所から優先して考える方法もあります。
「安いうちに買う」ではなく、「どの窓を変えると今の暮らしの不安を減らせそうか」という視点で考えることが、後悔しにくい内窓リフォームにつながります。
よくある質問
Q.LIXILの内窓は10月から13%上がるのですか?
LIXILの公式発表は、住宅サッシ・ドア全体で「平均13%程度」です。すべての内窓が一律13%改定されるという意味ではありません。実際の価格は、商品や仕様を決めたうえで確認する必要があります。
Q.YKK APの内窓も10月から上がりますか?
今回確認したYKK AP公式情報では、内窓「ウチリモ」が2026年10月1日から一律に値上げされるという情報までは確認できませんでした。商品ごとの最新価格を確認して判断します。
Q.9月中に契約すれば値上げ前になりますか?
契約日だけでは判断できません。LIXILの公式発表では、2026年10月1日「受注分」からの価格改定です。現地調査や商品選定にも時間が必要なため、現在の価格でいつまで発注できるのかを事前に確認しておくと安心です。
Q.補助金がなくなる前に急いだほうがよいですか?
2026年8月16日時点では、先進的窓リノベ2026事業の申請額は予算の17%です。現時点で極端に焦る必要はありません。ただし、予算上限に達すると受付終了となるため、工事を考えている場合は対象可否を先に確認しておくと安心です。
Q.まだ工事すると決めていなくても現地調査できますか?
はい。窓の状態、工事内容、費用、補助金対象の可能性を確認してから検討できます。見積りを確認したうえで、ご家族で判断していただいて大丈夫です。
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まとめ|値上げを理由に急ぐより、今のうちに確認を
LIXILは、住宅サッシ・ドアについて2026年10月1日受注分から平均13%程度の価格改定を予定しています。
だからといって、「今すぐ契約しないと損」という話ではありません。
大切なのは、以前から内窓を考えていた方が、価格改定を知らないまま何となく先送りしてしまわないことです。
ご自宅の場合に、まず確認したいのは次の5つです。
- どの窓を対策するとよいのか
- どの商品・性能が合うのか
- 現在はいくらくらいかかるのか
- 価格改定前の発注に間に合うのか
- 先進的窓リノベ2026事業の対象になるのか
この5つを整理したうえで、工事をするかどうかを判断するのが安心です。
対応エリア内の現地調査・お見積りは無料です
窓の状態と必要な工事を確認し、現在の費用、価格改定の影響、補助金対象の可能性を分かりやすくご案内します。見積りを出したあとに契約を急かすことはありません。強引な営業は一切ありません。