秋のうちに確認したい|冬に寒くなりやすい窓の見分け方
「冬になってから、この窓は寒いと気づいた」というお声を、毎年この時期によくお聞きします。
実は、冬に寒くなりやすい窓には、いくつか共通した特徴があります。大きさ・方角・サッシの種類・ガラスの種類・窓際の体感という5つのポイントを確認するだけで、ご自宅のどの窓が寒さの原因になりやすいか、ある程度見当をつけることができます。
- 窓の大きさ(面積が大きいほど影響を受けやすい)
- 方角(北面・西面などで注意点が変わる)
- サッシの種類(アルミか樹脂か)
- ガラスの種類(単板か複層か)
- 窓際の体感(手をかざしたときのひんやり感)
この記事では、それぞれのチェックポイントを、専門知識がなくてもご自宅で確認できる形で解説します。寒さが本格化する前の今のうちに、一度確認してみませんか。
なぜ「秋のうち」に確認しておきたいのか
窓の寒さ対策は、気になってから相談しても間に合わないわけではありません。ただ、現地での確認や工事のご相談には一定の期間がかかるため、寒さが本格化する前の時期に現状を把握しておくと、余裕を持って冬を迎えやすくなります。
まずは「うちの窓は当てはまるか」を、次の5つのポイントで確認してみましょう。
チェック①窓の大きさ
窓は、家の中でも外の気温の影響を受けやすい場所のひとつです。特に、リビングの掃き出し窓のように面積の大きな窓は、その分だけ影響を受ける範囲も広くなりやすい傾向があります。
- 腰高窓より掃き出し窓のほうが注意したい
- 1部屋に窓が複数ある場合は合計の面積で考える
「うちのリビングは窓が大きいな」と感じる場合は、次の方角のチェックも合わせて確認してみてください。
チェック②方角
方角によって、窓が受ける影響の種類は変わります。
- 北面:日射による暖かさが得にくく、冬は冷えを感じやすい
- 西面:夏の西日は強いが、冬は日射を取り込みにくい場合がある
- 南面:冬の日射を取り込みやすい一方、大きな窓だと夜間の冷え込みも感じやすい
- 東面:朝の冷え込みを感じやすい部屋がある
周囲の建物や庇の有無によっても変わるため、あくまで目安としてご自宅の状況と照らし合わせてみてください。
チェック③サッシの種類
窓枠(サッシ)の素材も、寒さに関わる要素のひとつです。アルミは樹脂に比べて熱を伝えやすい性質があり、冬は窓枠自体がひんやりと感じられることがあります。
築年数がある程度経ったお住まいでは、アルミサッシが使われているケースも多く見られます。窓枠を軽くさわってみて、冷たさを感じるかどうかも一つの目安になります。
チェック④ガラスの種類
ガラスが1枚だけの「単板ガラス」か、2枚のガラスの間に空気層がある「複層ガラス」かによっても、感じ方は変わってきます。
- ガラスの厚みを横から見て、1枚か2枚かを確認する
- ガラスの隅にメーカーの刻印があれば種類の手がかりになる場合がある
正確な仕様は現地でないと分からないこともあるため、ここでは「見た目で気づける範囲」の確認として捉えてください。
チェック⑤窓際の体感
数値や種類だけでなく、実際の体感も大切な手がかりです。
- 窓から30cmほど離れた場所に手をかざし、ひんやりした空気を感じるか
- 朝、窓際だけ結露していることが多いか
- その部屋だけ、なんとなく足元が冷える感覚があるか
これらに複数当てはまる窓は、冬に寒さを感じやすい窓である可能性があります。
当てはまる窓が多かったら、次にどうするか
チェックポイントに複数当てはまったとしても、必ずしもすべての窓に対策が必要というわけではありません。まずは「家の中でどの窓が一番気になるか」を整理することが最初の一歩です。
複数の窓が気になっている場合、どの窓から優先して考えるとよいかで迷う方も多くいらっしゃいます。