結露・カビ対策 すきま風・底冷え 内窓・二重窓 メンテナンス・お手入れ 窓断熱

窓の断熱、DIYとプロで何が違う?判断の目安

窓に断熱シートを貼っている様子

「断熱シートを貼っているのに、今年もまた結露している」「隙間テープを毎年貼り替えているけれど、これでいいのだろうか」——そんな感覚をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

窓の断熱は、ホームセンターの断熱シートや隙間テープでも始められます。実際に試したことがある方も多いと思います。結論からお伝えすると、DIYと工事は「今の状態を確かめる段階」か「根本に手を入れる段階」かで使い分けるものであり、どちらか一方を選ぶ必要はありません。

市販の断熱対策でできること・できないこと


隙間テープや結露防止シートなど市販の断熱グッズ

まず、市販されている対策を整理してみます。どれも一定の効果はありますが、働きかけている場所が違います。

  • 断熱シート・気泡シート:ガラスの室内側に貼るタイプ。貼った範囲では変化を感じることがありますが、サッシの枠部分はそのままです
  • 隙間テープ:窓枠やサッシの隙間に貼ることで、隙間風を抑えられます。ただしガラス面が冷えること自体は変わりません
  • 結露防止シート・吸水テープ:出てしまった結露の水を受け止めるもので、結露が起きること自体を防ぐものではありません
  • 断熱カーテン・厚手カーテン:窓と室内の間を仕切りますが、カーテンを開けている間は効果がありません
  • 市販の簡易内窓キット:窓の内側に取り付けるタイプですが、サイズの制約や取り付け精度に限界があります

なぜ毎年同じ対策を繰り返すことになりやすいのか


DIYが無駄というわけではありません。費用がほとんどかからず、思い立ったその日に始められることは大きな利点です。まず試してみるという判断は合理的です。

問題になりやすいのは、根本に届かない対策を毎年繰り返しているうちに、何年も経ってしまうことです。冬ごとにシートを貼り替え、朝に窓を拭き、カビが出れば掃除をする——この手間が何年続いているかは、一つの判断材料になります。1回あたりの費用は小さくても、年数をかけると手間が積み上がっていきます。


プロの内窓工事で変わること


内窓設置後の結露のない明るい窓辺

プロの工事で変わるのは、窓そのものの構成です。内窓は既存の窓の内側にもう1枚の窓を追加し、室内側のガラス面が外気で冷やされにくい状態をつくります。表面に何かを貼る対策とは、働きかけている場所そのものが違います。

窓は、住まいの中でも熱の出入りが特に大きい場所です。資源エネルギー庁の資料(原典:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会)によると、冬の暖房時に室内から逃げる熱の58%が窓などの開口部からとされています。この割合が大きいからこそ、窓の構成を変えると室内の温度環境に影響が出やすいと考えられます。

ただし、効果の感じ方には個人差があり、住まいの条件や暖房の使い方によっても変わります。「必ず暖かくなる」と断定できるものではない点は、正直にお伝えしておきたいところです。

また、内窓の設置には現地調査が欠かせません。窓の正確な寸法、窓枠の奥行き、傾きや段差、カーテンレールの位置、搬入経路などを確認しないと、部材が納まらなかったり、隙間が残って本来の効果が発揮できなかったりすることがあります。


DIYと工事、どちらが向いているかの目安


いまの状態を確かめる段階ではDIY、根本に手を入れる段階では工事の検討、という分け方が一つの目安になります。

  • まず何か試したい・賃貸で工事の承諾が得られない:DIYの対策が向いています
  • 毎年同じ対策を繰り返している・結露でカビが出ている・長く住む予定がある:一度、工事という選択肢も検討する価値があります

なお、工事のあとも室内側の工夫は無関係になるわけではありません。内窓を設置しても、室内の湿度が高い状態が続けば結露が出ることはあります。換気や加湿器の使い方と合わせて考えると、効果を感じやすくなります。窓側の対策と室内側の対策は、どちらかを選ぶものではなく、組み合わせて考えるものです。


よくあるご質問


Q. 断熱シートを貼っていても、内窓は設置できますか?
A. 既存の窓の状態を確認したうえでご案内します。シート類が貼られている場合の扱いは、現地調査の際にご相談ください。

Q. 市販の簡易内窓キットとの違いは何ですか?
A. サイズの制約と取り付け精度が主な違いです。窓の内側に入る寸法は数ミリ単位で決まるため、実測をせずに判断することは難しい部分です。

Q. 賃貸ですが、工事はできますか?
A. 内窓の設置には所有者の承諾が必要です。原状回復の取り扱いも含めて、まずは貸主や管理会社にご確認いただくことをおすすめします。

Q. 見積りだけ取ることはできますか?
A. はい。窓の状態やお困りごとをお知らせいただければ、まずはおおよその考え方からご案内できます。現地調査・お見積りは無料です。

まとめ


DIYの対策とプロの工事は、どちらか一方を選ぶものではなく、状態に応じて使い分けるものです。何年も同じ対策を繰り返している場合は、一度窓そのものを見直すタイミングかもしれません。

正確な費用や施工の可否は、窓の状態によって異なるため現地確認が必要です。エコ窓の匠では、対応条件内で無料の現地調査・お見積りを行っており、強引な営業は一切いたしません。

何年もDIYで様子を見てきた方こそ、一度窓の状態を見せてください。無料相談・お見積りはこちら


参考資料・出典


  • 出典:資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」(原典:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会資料)